いらくんブログ  ~中年医師、まだまだ長いよ人生は~

50歳半ばの中年男性です。地方で消化器内科医師をしています。いまさらですが、ブログを始めました。細く長く続けるのが目標です。

ストレス解消のための呼吸について考察してみました。

 

日常生活におけるストレスの解消や、健康の増進における呼吸の役割について考えてみました。

 

呼吸って一日中行なっている行為ですよね。

 

より健康的な呼吸法があるのであれば、習慣化することで、持続的な効果が期待できますね。

 

まず呼吸に関わる生体の因子として、自律神経の調節があげられます。

 

自律神経は自律というだけあって、意識的に調節することは、基本的には困難です。

 

自律神経を唯一、自己調節できるのが呼吸法といわれています。

 

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があるのはご存知かと思います。

 

呼吸は肺を膨らまして、縮めることで行うわけですが、肺の膨らまし方が違うわけですね。

 

肋骨間の筋肉で肺を膨らますのが胸式呼吸、横隔膜を引き下げることで肺を膨らますのが腹式呼吸になります。

 

ろっ間の筋肉が伸びるので、胸式呼吸だと胸郭が膨らみます。

 

一方腹式呼吸だと横隔膜が下がるので、内臓がおされて、お腹が膨らむわけですね

 

腹式呼吸をすることで、副交感神経が優位となり、ストレスの緩和につながるといわれています。

 

ただ自分で呼吸してみて思うんですが、胸郭の動きとお腹の動きって区別つきにくいですよね。

 

厳密に別れているのかどうか。

 

深呼吸すると胸郭もお腹も膨らみませんか?

 

なんかどっちの呼吸になっているのかよく分からないし、よく分からないと気持ち良くないですよね。

 

もう少し分かりやすいほうがスッキリします。

 

呼吸って胸式呼吸、腹式呼吸とも使っているけど、どちらを主体に使っているのかって考える方が分かりやすいと思いますね。

 

急いで浅く呼吸すると胸式呼吸がメイン、ゆっくり大きく呼吸すると腹式呼吸がメインになっていると考えてます。

 

なので腹式呼吸を意識するばあいは、ゆっくり深く呼吸するっていうことで良いですね。

 

それだと変に考える必要はないし、日々取り組みやすい。

 

習慣化できれば、継続的に腹式呼吸を行えるますよね。

 

調べると呼吸法って色々出てきます。

 

でも複雑になると、日常で行うことができません。

 

せっかく一日中行う呼吸法なんだから、簡単で、長時間できるほうが有利だと思いませんか?

 

ゆっくり、深く呼吸することを日々意識してみましょう。

 

もう一つ呼吸が生体に関わる因子として、一酸化窒素が挙げられます。

 

一酸化窒素は体中の動脈の平滑筋に作用して、緊張をゆるめ、血管を広げます。

 

動脈硬化を防ぎ、血流をスムーズにする働きがあります。

 

血管内の脂肪(プラーク)や血栓の発生を抑える作用もあります。

 

この一酸化窒素を意識した呼吸法です。

 

一酸化窒素についての研究で、1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞された、ルイ・J・イグナロ博士の提唱されている呼吸法になります

 

特に難しい呼吸ではありません。

 

鼻から深く息を吸って、口から吐くだけです。

 

息を吸うときに少しポイントがあって、副鼻腔に空気が入ることを意識してみてください。

 

この副鼻腔内の鼻粘膜で一酸化窒素が発生し、それが肺内に送り込まれるのです。

 

一酸化窒素を体内に最大限に取り入れる、シンプルで整った呼吸が重要ということです。

 

ゆっくり、深く呼吸すること。

 

鼻から深く息を吸って、口から吐くこと。

 

呼吸という一日中繰り返される単純な作業であるがゆえに、シンプルに実践できることが大事なんですね。

 

ぜひトライしてみてください。