いらくんブログ  ~中年医師、まだまだ長いよ人生は~

50歳半ばの中年男性です。地方で消化器内科医師をしています。いまさらですが、ブログを始めました。細く長く続けるのが目標です。

腸活のすすめ!食生活とストレスを改善して、免疫力を上げよう。

おなかの調子はどうですか?

自分の仕事柄よく出てくる言葉です。

というか調子が悪くて病院の外来に受診される方が多いわけなんですが。 

総合病院での診療だと、検査に回ってもらうことが多いです。 

採血、レントゲン、胃カメラや腹部エコー検査、腹部CT検査とか症状や状態に応じて行います。 

予約検査になりますが、必要に応じて大腸内視鏡検査なんかもします。 

その結果、検査に特に異常がみられないケースが結構多いです。 

腸は特に原因となるような病気がなくても症状がでるわけです。 

食生活やストレスが関与していることが多いです。 

近年腸内環境が脳や免疫に関与していることがわかってきました。 

腸脳相関という言葉をご存じでしょうか? 

脳と腸は、ホルモンや自律神経等の情報伝達系を介し、互いに影響を及ぼしあっています。 

脳が感じるストレスで腹痛、下痢、便秘などの腸の不調を招くことがあります。 

代表的な病気として過敏性腸炎があげられます。 

緊張の場面でお腹が痛くなったり、下痢をしたりってことは多くの人が経験されているのではないでしょうか? 

また脳が幸福を感じる、幸せホルモンといわれる「セロトニン」は、90%が小腸で作られています。 

セロトニンには、自律神経のバランスを整え、安定した精神状態を保つ作用があります。 

腸は全身の免疫を司るという重要な役割を果たしています。 

病原菌やウイルスなどの外的を退治する免疫細胞が集結してます。 

腸内の免疫細胞を活性化し、免疫力の向上させるためには、良好な腸内細菌の存在が必要です。 

腸内細菌のための環境を整える必要があります。 

腸内の善玉菌を増やす食品を選んで、継続的にとりたいですね。 

まずは発酵食品ですね。 

発酵食品は、乳酸菌や麹菌、酵母菌等の微生物の働きを利用して、糖などを分解させたものになります。 

乳製品であるヨーグルトやチーズ、大豆をさせたみそや納豆などが代表的です。 

ついで食物繊維です。 

食物繊維は消化されませんが、腸を刺激して、副交感神経を刺激、全身のリンパ球を活性化します。 

食物繊維には不溶性と水溶性がありあす。 

不溶性食物繊維を多く含むのは、穀類やいも類、豆類、野菜、きのこ類になります。 

水溶性食物繊維を多く含むのは、野菜、果実類、海藻類になります。 

どちらもまんべんなく摂取することが重要です。 

腸内細菌を良い状態に保つためには、規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動なども重要です。 

腸の状態を良くするための腸活は、免疫力アップにかかせません。

ストレスや感染症に立ち向かわなければならない現代社会。 

健全な腸内細菌を育てる腸活は、健康的な生活を送るうえで欠かすことができないものですね。